蒸し暑い日が続きます。梅雨が終われば、夏本番です!そこで、夏を乗り切るコツやさっぱりレシピを中心とした恒例のすこやか教室を18名のご参加の中、6月23日に開催しました。
当院の作業療法士、辻本から「認知症の予防には、調理や日常の家事を続けていくことが大切だ!」という話題提供がありました。
管理栄養士、相山から「夏バテ予防の食事」についての話題提供と、塩レモンを使用した恒例の試食会がありました。
夏バテの代表的な症状である「だるい」「目覚めが悪い」「疲れがとれない」「食欲がない」・・・これは、暑さによる食欲の低下や大量の汗をかくことによるビタミンやミネラル不足が原因で起こります。
ビタミン・ミネラルが失われると、神経や筋肉の機能が低下し、心身ともに疲れやすくなります。そのため、夏バテ予防には疲労回復に有効なビタミンB群やミネラルなどの栄養素を中心とした、バランスの良い食生活を心掛けることが重要です。
よくありがちなのが、疲れ気味だからスタミナをつけようと、食欲がないのに無理にたくさん食べる事です。
しかし、そのような必要はなく、少なめでも体力維持に役立つ食材を効率良くとって栄養を補ってあげることが大切です。
「食欲増進・健康アップ」
どうしても食欲がない!という場合、「わさび」「ねぎ」「しょうが」「にんにく」「みょうが」など香辛料や香味料を使うことをオススメ!
辛み成分には血行を促進し、体を温めて内臓の働きを盛んにする作用があります。
また、食欲がなく、そうめんや冷や麦など、あっさりした麺類を食べるときには、疲労回復に効果的な「良質なたんぱく質」や「ビタミンB群」を含んだ食材を少量でも良いので一緒に食べましょう。
夏バテは、日常生活でのちょっとした工夫で予防できるものです。規則正しくバランスの取れた食事を摂り、疲れを取るための睡眠を重視するなど、正しい生活習慣があれば夏バテ知らずでいられます。
最後に胡瓜とセロリの塩レモン和え、白いんげん豆のオイル煮を皆で試食、わきあいあいと楽しく過ごすことができました。