京都の内科 循環器内科、谷口医院

医療法人 啓誠会 谷口医院 内科・循環器内科
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すこやか健康教室のご報告
「きのこの効能」

管理栄養士から食事に関する解説

きのこ類の一般成分は野菜類に似ていますが、食物繊維、ビタミンB類、ビタミンD2、ミネラルなどの栄養素を豊富に含んでおり、低カロリーです。
日本食品成分表によると、乾シイタケの食物繊維の含有率は40%強で、乾燥重量当たりに換算しても大根やネギよりもはるかに多いです。したがって、きのこ類を食べることで便通が良くなることが確認され、成人病の予防効果もあると考えられます。
また、きのこにはミネラルのカリウムが多いため、塩分の過剰摂取を抑制することが期待できます。

便秘解消
きのこには、便の量を増やして便秘を防ぐ豊富な食物繊維が含まれています。
食物繊維の含有量
・ きくらげ(乾)・・・57.4 g
・ ひじき(乾)・・・・43.3 g
・ 干ししいたけ・・・・41.0 g
・ まつたけ・・・・・・・4.7g
・ エリンギ・・・・・・・4.3g
・ えのきたけ・・・・・・3.9g(可食部100g中)
食物繊維には他にも以下のような働きがあります。
1. 腸内の有害物質を取り込み体外へ排出する働き。
2. コレステロールや脂肪の吸収を妨げる。
3. 血液中のコレステロールを下げる働き。
4. 血圧を下げる。
5. 排便を促し、大腸ガンを抑制する働き。
骨の発育促進作用
きのこには、ビタミンD2の元になる物質エルゴステロールが多く含まれます。 きのこを日光などに当てるとビタミンD2含量が大幅に増えます。また、骨粗鬆症の予防に有効なトレハロースを多く含むことが知られています。
血小板凝集阻害作用
近年、血管の詰まりが原因となる心筋梗塞や脳梗塞が増えており、食品の血液サラサラ効果(血小板凝集を抑制する作用)に関心がもたれています。シイタケの、血液をサラサラさせる作用はきのこ類のなかでも強く、経口で摂取しても有効であると報告されています。
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[発信日:2012-03-02]
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