老けの原因は食べ方にあり!
戦前の1回の食事での噛む回数は約1420回で食事時間は約22分でした。
食べる食材が柔らかくなった現代の1回の食事での噛む回数は約620回で食事時間は約11分と言われています。
戦前と現代を比べると約半分に減少しています。パンや麺類などの加工食品、ハンバーグなどの柔らかいおかずが増えたり、野菜の摂取量が減ってきているのも原因のひとつと言えます。
良く噛むといいのはなぜ?噛むメリット!
- 脳の活性化
- 脳への血液循環が良くなり、各機能が活性化
情報の整理能力が上がり、記憶力がアップ
- 胃腸の働きを促進
- 唾液には胃腸の粘膜の活動を活発にする酵素が含まれていて、内臓の負担軽減
- 歯の病気予防
- 口腔内の浄化作用が高まり、口の中を殺菌
- 肥満防止
- ゆっくりたくさん噛むと、血糖値がゆるやかに上昇し、満腹感が得られる
- がん予防
- 唾液成分の中のラクトペルオキシターゼが発がん性を減少
- 発音くっきり
- 噛むことによる筋肉運動で、口のまわりの筋肉が鍛えられ滑舌がよくなる
- 肌がきれいに
- 唾液中に含まれるバロチンという若返りホルモンが、血色のよいハリのある肌を作る
噛む力は飲み込む力に直結!よく噛んで誤嚥性肺炎を防ぐ!
日本人の第3の死亡要因、肺炎。高齢者の肺炎の7割以上が誤嚥によるもの。高齢者の肺炎の多い理由は「飲み込む動作に関わる筋肉や神経の働きの低下」と言われている。
よかれと思って、柔らかいものばかり食べていると噛む力や飲み込む力が衰えてしまいます。噛み応えのある食事であれば、自然とよく噛んで唾液の分泌が刺激され、あごや下、のどの筋肉も鍛えられて誤嚥など起こさなくなる。歯の健康も重要!
- 8020(ハチマルニイマル)運動
- いつまでもおいしいものを食べ続けるための元気な歯は、日々の手入れから。平成元年より厚生労働省と日本歯科医師会が推進している「80歳になっても20本以上自分の歯を保とう」というのが8020(ハチマルニイマル)運動。
20本以上の 歯があれば、食生活にほぼ満足することができると言われている。そのため、「生涯、自分の歯で食べる楽しみを味わえるように」との願いを込めてこの運動 が始まる。楽しく充実した食生活を送り続けるためには、生まれてから亡くなるまでの全てのライフステージで健康な歯を保つことが大切です。
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